「花丸」第七話 感想

粟田口が、いち兄を求め、やがて得る話でした。
特に薬研が話の中心になってます。

 

短刀なのに短刀に見えない薬研について、「ゲームみたいに薬研の大人びたところと、逆にゲームには無い薬研の短刀らしいところと、その両方を見てみたい」ってな欲を満たしてくれる話でした。
付随して、ふんどしを履いた陸奥守のいいケツが見られますが、まああれこそは、正しく、視聴者サービスでしょうw
全体的にふんわりとした、優しい良い話でした。前回で傷ついた私の何かが癒されました。

 

ただ残念なのは、こういう話、二次創作でいくらでも有るんですね。
それが悪いというのではなくて、ありがちな話をやる以上は、やはり、こちらの想像を凌駕するなにかを提示してほしかったなあ、というところです。
たとえば、沖田総司の三段突きのテクニックとか、和泉守兼定の現存刀の状態を語っていた回が有ったでしょう。あれはゲームには無く、また二次創作でもあまり見られない描写です。あれが語られることによって、「おお、新撰組刀ってスゲーんだな。かれらは歴史を生きてたんだな。カッケ―」と、アニメ独自の新鮮な感覚を覚えられたわけですよ。
今回も、粟田口に関するなにかの豆知識とか、それで分かる彼らの絆の強さとか、そういうのが有ればよかったかな。
これは視聴者としてのワガママな批判にあたります。が、せっかくのアニメですもん。きれいな絵と、かっこいい声がついてるんですもん。なんかスゲーもんが見たいんですよ。

 

 ほかに良かったところは、いち兄。ゲーム中では派手だとされている彼ですが、私「そんなに派手か? 普通じゃん。次郎さんとかのほうが派手じゃん」と思ってました。
が、アニメで見たら本当に派手だったw そうか! こういう派手さだったのか! と、よくよく分かりました。金糸を使いすぎなんですね。光が当たるとキラキラするんですね。でもそれが秀吉っぽくて良いんですね。なるほど。花丸ありがとう。

 

AKBが出てきたときは、また半端なパロディを見せつけられるのかと身構えました。が、普通に楽しい歌が出て来て良かったです。
前回がトラウマになってるなw